物販という言葉の定義とマーケティング

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物販、という言葉を耳にした時、多くの方はアイドルのコンサートやバンドのライブにおけるいわゆる物販コーナーのことを連想するのではないでしょうか。
確かに物販という言葉だけではそういった限定的な商品販売制度や場所のことを意味する場合が多いので仕方のない部分もあるのですが、実は物販という言葉には本来もっと広範な意味合いが含まれているのです。
物販は略称に過ぎません。
正式に略さずに言うならば、物品販売という言葉になります。
これは現実に物や品として存在するものを販売することですので、つまり一般的なあらゆる小売のビジネスがこれに当てはまるのです。
小売だけではなく、部品のパーツなどを扱う中間業者もまた物品販売をしていると言えますが、多くの場合そうしたビジネスは一般消費者の目には触れませんので省きます。
服飾を扱うファッションの店、文具店、楽器店、スーパーなど、ありとあらゆるものが物販を行っているという訳です。
この物販の定義が重要になるのは、マーケティングを行う時になります。
例えば個人で運営している小さな飲食店向けのマーケティングと、個人で運営している小さな雑貨屋では行うべきマーケティングは全く変わってきます。
何故ならば飲食店はサービス業であり、物販ではないからです。
マーケティングというのは商品やサービスをいかにして売れば良いのかということを考えるものです。
最初の物販の定義を間違ってしまうと、どんなに最新でどんなに優れたマーケティングメソッドであってもその効果は発揮されないのです。
マーケティングを行うのもタダではありませんので、ビジネスを行っているのであれば実際にマーケティングに取り組む前にその業態が物販なのかどうかを考え、適切なマーケティングに踏み切らなければならないのです。
現実にあるものを販売するという業態は非常にシビアな商売です。
仕入れも必要ですしいかに利益を上げるかも考えねばならないのです。